させたいこととやりたいこと
でもね、子どもたちはもっと楽しいことを自分で見つける天才なんです。早くにやって来たスタッフメンバーの子どもたちは、お手伝いが終わると、みんなでこそこそと相談しながらステージの上を行ったり来たりし始めました。ステージの裏は秘密基
立てた鬼ごっこになりました。みんなで大はしゃぎをしてちょっと疲れた頃、ホールの真ん中では何やら始まっていますよ。「なになに?」みんな興味津々。近くに行くと、空き缶やラップの芯、電球の傘なんかが置いてあります。これを使って楽器を作るのです。「おもしろそう!」さっそく作り始めた子どもたち。芯の中に砂や小石を入れてみたり、空き缶を硬い棒で叩いてみたり、電気の傘をベルのようにしてみたり、いろんなことを考
ここまでの間、大人は誰一人「は~い始めるよ」「次はこれするよ」といった指示は出していません。思いっきり体を動かし、十分に遊んだら自然に次の活動に目が行き、聞こえてきた楽しいリズムに自然に体が反応して一緒に鳴らしたり踊ったりしているのです。大人は大人の時間の流れで「させたいこと」があるのですが、子どもは子どもの時間で「したいこと、やりたいこと」をみつけ動いくのでしょう。
今日の活動の最後は「本物にふれる」ということで、ヴァイオリンの演奏を聴かせていただきました。間近に見るヴァイオリンの演奏に子どもたちの目は釘付けです。とっても楽しく過ごせたひと時でした。