内水氾濫

 「用水路などの水があふれ出る“内水氾濫”で浸水被害が広がった佐賀県大町町で、2年前の大雨でも周囲の冠水で孤立状態に陥った順天堂病院(同町福母)が再び孤立している。」今朝の毎日新聞にこんな記事が載っています。写真を見ると、病院の建物はしっかりしていますし、敷地も少し高くしているのでですが、周りの土地は冠水し、病院も一階部分が浸水したようで、二階に避難したとあります。
 では、移転する安土小学校はどうなんでしょう。市は「学校の建物や建設用地は、浸水のリスクはない」と説明し、それより「現地建て替えでの児童に与えるリスクの方が大きい」との見解です。早期移転を求めておられる保護者の皆さんも、そうした思いを持っておられるのでしょう。
 実際、移転先の状況はどうなのでしょう。
 昨日と一昨日の二日間で近江八幡市には343.5mmの雨が降った、とニュースで報じられています。8月に降った雨量では過去最大だそうです。移転先の周りの景色はご覧の通りです。
 西の湖の水位がまだそんなに上がっていないのにこの状態です。文芸セミナリヨに抜ける線路の下は冠水して通行止めになっています。大豆畑はほぼ水没し、田んぼは湖のようです。農道も冠水して車が通れません。小学校の運動場を「貯水型」にし、校舎の建つ場所を嵩上げしたとしても、周りは水浸しになり、新聞記事にある病院と同じようなことになるのではないのでしょうか。それが心配です。小学校の移転地だけを整備し、その場所だけのリスクを無くして、それで本当に大丈夫なのでしょうか。

  


2021年08月15日 Posted by ころっけパパ at 16:25Comments(0)ころっけパパのひとりごと

速報 繖山崖崩れ









降り続く雨で、繖山の北側の一部でがけ崩れが発生したようです。

  


2021年08月14日 Posted by ころっけパパ at 18:55Comments(0)ころっけパパのひとりごと

大雨・洪水警報下の河川

 この時期には珍しい大雨が降り続き、大雨・洪水警報が発令されています。防災無線からは、コミュニティセンターを避難所として開けているという放送が聞こえています。
 小学校の移転候補地を流れる安土川や五反田川は、水かさが増し、低い所では間もなく越水しそうですし、文芸セミナリヨに抜けるJR高架下付近では、既に越水して田んぼに茶色く濁った水が溢れ出し始めています。
 山本川の水位も増え、濁流が渦を巻いて流れ、慈恩寺地区に抜けるJRのアンダーパスは、冠水して通れなくなっています。
 西の湖の水位がまださほど高くなっていないため、これらの河川の水は、今のところ西の湖に流れ込んでいますが、流れ込んでいてもこの水量です。琵琶湖の水位が上がり、連動して西の湖の水位が上がれば、水は湖に流れなくなり内水氾濫の状態になってきます。
 今、小学校の移転に関する説明会が行われてます。その中で、現在地での敷地の拡幅、運動場の100m走路の確保等が可能である、との説明もされましたが、それでも移転した方がいいという理由を聞くと、市長は「現地建て替えの際の児童へのリスクの方が、浸水想定のリスクより高い。水害のリスクは解消できる。」という答えでした。
 軟弱地盤の補強や、建物の構造補強は、現在の技術があれば確かに問題はないのでしょう。しかし、学校を建設するには、建物が建つ場所だけではなく、これから毎年のように起こる可能性のある内水氾濫の問題、建設予定地が水の滞留する場所であるという問題を解決することが不可欠です。それにはとてつもなく大掛かりな工事や工費がかかるのではないのでしょうか。
  


2021年08月14日 Posted by ころっけパパ at 16:20Comments(0)ころっけパパのひとりごと

冒険ひろば

















 8月の冒険ひろばは、前回大好評だった水鉄砲づくりの第2弾。スタッフが今朝、裏山から切り出してきた青竹。今日は枝をはらうところからスタートです。お家の人やスタッフに手伝ってもらいながら、慣れないノコギリを使って竹を切ります。「片方の節は残すんやで。どっちの節を残すとええかな?」本体が切れたら、水を押し出す細い竹を切って、布を巻きつけます。細い方の竹も、巻く着けた布が取れないように先には節を残します。最後に錐で節に穴を開けると完成!さあ、飛ぶかな。
 作業場の横で、6年生の女の子が火を熾し始めましたよ。楽校の農園で収穫したトウモロコシを茹でて、最後にみんなで食べる準備です。自然楽校では、火も自分で焚けるように教えてもらいます。何回か経験をすると、お湯を沸かすことくらいはへっちゃらです。大きなお鍋に水を張って、枯れ枝を燃やすと、すぐにお湯が沸きました。
 初めて自然楽校に来た子が、小さなな声で「木に登ってもいいの?」って聞いてくれました。自然楽校では木登りもOKですよ。校庭には大きなクヌギやシラカシの木が何本も生えています。誰か木登りせえへんかなあ、と思っていたので大歓迎です。半世紀前だったら、学校の校庭でも、子どもたちは普通に木登りをしていたものですが、いつの頃からか学校での木登りは禁止に。教材はお金を出して購入するものばかり。家でも学校でもマッチなんか使ったこともありません。自然楽校では、子どもたちが奪われたそんな大事な体験をいっぱいしてもらおうと思っています。


  


2021年08月01日 Posted by ころっけパパ at 18:20Comments(0)ころっけパパのひとりごと