ヨシストローを作ろう!

 今日は東近江水環境協議会と西の湖ヨシ灯り展実行委員会がヨシ刈りをする予定でしたが、昨夜から降り続く雨は止まず、中止となりました。ヨシ刈りを楽しみに来てくれた方もおられるので、刈り取り予定のヨシ地の見学だけしていただいて、残った時間でヨシストローづくりをしていただくことになりました。指導してくれたのはLet′sエミコロジーを主宰する中野恵美子さんです。材料は刈り取ったヨシ。作るのは今はやりのタピオカミルクが飲める太さのストローです。
 まず、好きな太さのヨシを探します。(天気が良ければ自分で刈り取ったヨシを使ってもらう予定でしたが・・・)そのヨシを、糸鋸を使って好みの長さに切り取ります。(ハサミだと切り口がつぶれてしまうので、糸鋸でゆっくり切ります)切れたら切り口を紙やすりで磨いて、口当たりをよくします。次に細い瓶磨きブラシか太めのモールを使ってヨシの中のワタを取り除きます。(覗いてみると向こうがちゃんと見えるかな)。この後、沸騰したお湯で10分ほど煮沸して、ハイ出来上がり。
 近年、プラスチックごみの削減が叫ばれ、レジ袋やプラスチックストローが徐々に使われなくなってきています。我々が子どもの頃のストローと言えばその名の通り麦の茎でした。それがいつの頃からかプラスティックの取って代わり、今また環境にやさしい素材が求められています。林業が盛んな地域では木のカンナ屑をストロー状にしたり、紙を管にしたものが試作されたりしていますが、西の湖と言えばやっぱりヨシ。自然に優しいヨシストローを開発して、できれば商品化までもって行けたらなあ、というのが関係者の夢でもあるのです。
 このブログを読んでいただいている皆さん、一度試してみませんか?材料は提供しますよ。  


2020年02月16日 Posted by ころっけパパ at 18:16Comments(0)ころっけパパのひとりごと

まち協バンドお楽しみ会

 今年の安土・老蘇まち協バンドは、たくさんの催し物に声をかけていただきました。そのおかげでしょうか、半数近くが3年生、しかも初めて楽器を手にする子どもたちにもかかわらず、この一年でとても上手に演奏できるようになりました。同じ学年の仲間が多いので、指導の先生の厳しい指導にもめげず、よく頑張れました。
 今日は、そんな子どもたちの努力に対して、お母さんたちが「お楽しみ会」を準備してくださいました。それに先立つ練習には、卒団した中学校の吹奏楽部の先輩が来てくれて、いろいろとアドバイスをしてくれました。子どもたちは、ちょっと前まで同じステージに立っていた先輩が、ドラムセットを自在に打ち鳴らしたり、サクソホーンやフレンチホルンといった、まち協バンドにはない楽器を吹いたりする姿に憧れの目を向けていました。こういった縦のつながりってとても大切なことだと思っています。こうして小学校から中学校へと自然な感じでつながり、高校や大学、さらには社会人になっても音楽を楽しめるようになることを願っています。
 練習の後はお楽しみ会。お母さんたちが準備してくださったランチセットをいただき、その後みんなでビンゴゲームを楽しみました。準備をしていただいた皆さん、ありがとうございました。  


2020年02月15日 Posted by ころっけパパ at 17:00Comments(0)ころっけパパのひとりごと

ヨシ刈り

 この冬は大暖冬ということで、ようやく先週になって初雪・初積雪。たぶん雪もこれで終わりかもしれません。西の湖のヨシ原も、聞くところによるといつまでも青さを残していたようです。ここにきてようやく冬の寒さとなり、ヨシ刈りの季節です。
 今日は、ヨシ業者の葭留さんのヨシ地に、臨済宗妙心寺派の青年僧の皆さんがやってこられました。葭留さんが、八日市にある瓦屋禅寺本堂の屋根をヨシで葺き替えることになったご縁で、ヨシ刈りに来られたとのこと。凛々しい姿の若い禅僧が7人でヨシ刈り体験をしてくださいました。
 西の湖のヨシ地一面に茂るヨシ。ヨシ地の入り口付近から順に刈り取って束ねていきます。この日は小雪が舞う、冬の天候でしたが、刈り始めて少し時間が経つとだんだん汗ばんできます。禅の修行の作務に慣れているお坊さんも汗だく。今年のヨシは冬になっても水を上げていたということで、いつもなら落ちている葉が、茎についたままで立ち枯れているヨシもたくさんあり、こんなところにも気候の変動が感じられます。
 2時間ほどで、ヨシ地いっぱいに茂っていたヨシはきれいに刈り取ることができました。このヨシは使いませんが、同じ西の湖のヨシを使って、禅寺の屋根がきれいによみがえる姿を楽しみに、ヨシ刈りは終わりました。
  


2020年02月10日 Posted by ころっけパパ at 18:23Comments(0)ころっけパパのひとりごと

消えゆくペテルギウス

 今夜は満月。星空観察にはあまり適していないのですが、お月さまをメインにしようと、予定通り自然楽校星空観察会を開きました。ところが残念なことに今回も曇り空。今夜は冬の時雨空なので、時折雲の切れ間から月や星が見えるのですが、すぐに雲に隠れてしまいます。仕方がないので、今回も講師の加藤先生に、お月さまのお話や、晴れていたらきれいに見える金星のお話を、きれいな映像と一緒に聞かせていただきました。その中で、今話題になっている「冬の夜空に赤く輝くオリオン座のベテルギウス」のお話が出ました。ペテルギウスはこの数カ月間で急激にその明るさを失っているのだそうです。超新星爆発を起こす前触れの可能性があって、もし超新星爆発が起こると、お月さまのような明るい星が現れるかもしれない、とのこと。そうなったらすごいなあ、生きてる間に見たいなあ、と空想が膨らみます。集まってくれた子は天体に興味のある子が多く、熱心に加藤先生のお話に耳を傾け、質問もしていました。
 お話が終わって外に出て空を見上げると、ちょうど雲の切れ間からオリオン座の三ツ星とペテルギウスが見えたのです。オンの右肩の位置にある赤色巨星ベテルギウス。確かに今まで見ているような明るさではありません。冬の夜空にひときわ目立って輝いていたのに、今は他の星と変わらないように感じます。さっき聞いたお話が本当に自分の目で見られ、参加者一同感慨深いものがありました。
 星空を眺めるって、本当にいいものですねえ。さあ、次回の春の星空観察は晴れますように。

  


2020年02月09日 Posted by ころっけパパ at 22:00Comments(0)ころっけパパのひとりごと