戻ってきたカヌー

 5月14日に緊急事態宣言が解除されてひと月半。学校もコロナ対策を講じながらも、少しづつ普段の姿に戻りつつあります。西の湖B&G海洋センターの艇庫にも、高校生の元気な姿が戻り、湖上にはたくさんのカヌーが力強く水を掻いています。
 自然楽校の方も、いつ活動が始まってもいいように、校庭の整備作業に励んでいます。前回の整備作業から一か月が過ぎ、ふれあい施設の周辺も、春の草花から
夏の草花へと装いを替えています。ネジバナが可愛いピンクの花を捩じりながら咲かせ、ハルジオンが終わった後にはヒメジョオンが白い花を一面に咲かせています。ベニシジミが花に止まり、シオカラトンボも飛んできました。草むらの中ではショウリョウバッタの幼虫があちこちで跳ねています。よく目を凝らすとハナアブなどの小さい昆虫もいて、草刈機を動かしながらもついつい手が止まってしまって、昆虫の写真を撮ってしまいます。
 早く子どもたちが戻ってきて、たくさんの虫や花と遊べる日が来ることを願いつつ、そして虫たちの棲む場所が無くならないように考えながら、自然楽校の整備を続けています。  


2020年06月28日 Posted by ころっけパパ at 21:25Comments(0)ころっけパパのひとりごと

ササユリ

 ササユリが見ごろやから見に行こう、と誘っていただき繖山に出かけました。出かける、と言ってもお散歩ではありません。繖山の北の端、北腰越からのミニ登山です。ちょっと気温は高めですが、いいお天気です。繖山の尾根伝いに並ぶ西国三十三箇所を模した苔むした石仏を見ながらゆっくりと歩いて、繖山の頂上を目指します。見晴らしの良い場所にくると小休止。梅雨前で少し靄っていますが、安土の街並みや西の湖が一望できます。また少し行くと能登川の方も一望できる場所に出ます。途中で山から下りて来る人に出会います。「ササユリ、きれいに咲いてますよ。」とのこと。やった~、と元気が出ます。鶯のさえずりに耳を傾け、山の草花にも目を止めながら登っていくと・・・、ありました!ササユリがひっそりと、清楚な姿で迎えてくれました。群生しているわけではなく、あちらに一輪、こちらに二輪と、草の中に隠れるように薄い桃色の花を開いています。こうして自然の中にひっそりと咲いているのが何とも魅力的です。しばし、その可憐な姿に見とれていると、疲れも飛んでしましました。
 しかし、心無いハイカーの中には、このササユリを切ったり、掘り起こしたりして持ち帰る人もあるのだそうです。野にあってこそ可憐に映えるササユリの花。大切に守っていきたいですね。

  


2020年06月09日 Posted by ころっけパパ at 18:21Comments(0)ころっけパパのひとりごと