終息への祈りを込めて~第14回西の湖ヨシ灯り展 

 安土の秋の風物詩となった「ヨシ灯り展」が、9月26日~27日の二日にわたり、西の湖の水の浄化をする「よしきりの池」の周辺で開かれました。今年は例年より出展数を減らして作品の間隔を広く取り、観覧も一方通行にするなど、新型コロナウィルス感染を予防する対策を講じての開催となりました。
 前日の25日に会場に運び込まれた作品は308点。これらの作品を二人の専門家が一つひとつしっかりと観て回り、県知事賞を始めとする入賞作品を審査していきます。明るいうちに一通り見て回り、日が落ち電球の光が点灯してからまた一通り見て歩き、別室で審査に入ります。県知事賞や市長賞、夏原グラント賞、まち協会長賞が各3点、佳作の西の湖賞が30点なのですが、作品は年を経るごとに芸術性やアイディアに富んだものが多くなり、審査も難航します。拮抗した出来栄えの作品があると、もう一度展示場所に行って確認し、夜の10時ごろようやく審査が終了します。今年もどうしてもこの作品には賞をあげたい、という審査の先生の強い意向で、西の湖賞が30点を超してしましました。
 ヨシ灯り展の様子は、下のサイトにアクセスしていただくとご覧いただけます。
 
https://www.azuchi-shiga.com/20110924-yoshiakari.htm  


2020年09月28日 Posted by ころっけパパ at 17:20Comments(0)ころっけパパのひとりごと

観音寺城プロジェクト

 財団法人日本城郭協会が全国各地の名城探訪の手がかりとして2006年に定めた日本の名城100選の中に、滋賀県のお城は、小谷城、彦根城、そして安土城と観音寺城の4つが選ばれています。何と、旧安土町にあったお城が二つも選ばれているのです。
 安土中学校では「ふるさと学習」の一環として、中学校の裏山(竜石山)と尾根続きとなる繖山に築かれていた観音寺城にスポットを当て、観音寺城ウォークや新幹線から見える大石垣の整備、追手道に沿って紅葉の植樹などを続けています。その活動の中で子どもたちが気づいたことは「安土、と言えばほとんどの人が安土城って思い浮かべるけど、観音寺城って多くの人は知らんのと違うかなあ。」ということなのです。けれど、自分たちが関わってきた観音寺城跡はとってもいい所なのです。何が良いって?大石垣もきれいやし、そこから見える蒲生野の眺めも抜群。郭跡に残る石垣も見事なものです。「せっかくこんなええとこがあるのに・・・。もっと多くの人に観音寺城跡の魅力を発信したいなあ」と考え、観音寺城プロジェクトを立ち上げたのです。まずプロジェクト推進チーム8人で、どうしたら魅力が伝えられるのかを考え、考えたことを地域の人に聞いてもらって意見を貰うことになりました。
 子どもたちの提案を聞いたのは、10年ほど前から観音寺城跡の広がる繖山の整備を続けている「豊かな杜づくり隊」代表、前の老蘇学区まちづくり協議会会長、観光ボランティアガイド、そして安土ふるさと学の代表の4名です。マスコットキャラクターやポスター・パンフレット、プロモーションビデオの制作提案、そしてスタンプラリーの計画などの提案を聞いた後、それぞれの視点から意見を述べました。そして最後に、観光ボランティアガイドの方から「このプロジェクトは提案して終わりやないよね。もしこれから具体的に進める気があるんやったら、来年JRハイキングで観音寺城跡に人を呼び込む企画をするから、そのときに一緒にこの企画を実際に動かしてみようか」という提案がありました。
 このプロジェクトが実際にお客さんお前で動き出したら、どんなに素敵なことでしょう。子どもたちの学びが次のステップに向かって動き出しました。
  


2020年09月16日 Posted by ころっけパパ at 20:25Comments(0)ころっけパパのひとりごと

ようやく開講

 お待たせしました。ようやく安土・老蘇まち協バンドの活動が始まりました。
 今年の3月、突然全国の学校が一斉に休校になり、まち協バンドの卒団演奏も出来なくなりました。その後、新型コロナウィルスの感染予防の観点から、飛沫の飛散が考えられる合唱やブラスバンドなどの活動への自粛要請が出され、活動場所にしているコミュニティセンターの使用も出来なかったので、半年間、活動が休止していました。その間、子どもたちからも保護者の皆さんからも「いつ始まるの?」との声を聞いていたのですが、この5日、ようやく活動が再開しました。
 活動に当たっては、前後の間隔を2m取り、入り口で手の消毒をし、演奏しているとき以外はマスク着用をするという感染予防策を徹底しての再開です。今年は団員募集がずいぶん遅くなったこともあり、新しい入団希望はなく、また再開までに半年も間が空いたので、その間に別の子ども活動に参加した子もいて、19名のメンバーでの再開となりました。
 例年この時期は、あちこちのイベントに呼んでいただき演奏させてもらっているのですが、今年は多くのイベントが中止になり、今年の演奏予定はありません。まあ、その分しっかりと基礎練習を重ねて、来年の演奏活動に備えようと思っています。年が明けて新型コロナウィルスの感染状況が落ち着いていれば、卒団演奏会や旧蒲生郡の三つのバンドの合同演奏会が開ければいいなあと思っています。  


2020年09月07日 Posted by ころっけパパ at 17:23Comments(0)ころっけパパのひとりごと

新しい畑で~西の湖自然楽校 畑づくり~

 自然楽校の子どもたちは、西の湖の近くの畑を借りて野菜の栽培体験をしてきました。しかしこの畑は、もともと水田だったところで、土が固く、ボランティアスタッフのおじさんも「耕すのがたいへんやわ」と困っておられました。どこか良いところがないかなあ、と探していたところ、同じくボランティアスタッフのお一人が「なんやったらうちの近所でほったらかしになっている畑を使ってくれてかまへんで」と申し出てくださいました。さっそくスタッフのおじさんが現地に出向き、畑を耕運機で耕し、土の混じっていた小石を取り除き、肥料を入れて、ふかふかの土に再生してくれました。 今日はその新しい畑に集まって、みんなでダイコンの種蒔きをしました。おじさんから種まきの仕方を聞き、端から順番に蒔いていきます。お父さんやお母さんは口出ししたいのをちょっと我慢して、子どもたちでできるように見守ります。二つの畝に二列づつ種を蒔き、如雨露で水をやり、最後に麦殻(脱穀したかす)を蒔いて出来上がりです。
 次に別の畝にネギの苗の植え付けです。このネギは前の畑で育てていたネギ苗で、これはお家の方も一緒に、みんなで植付をしました。
 この後、空いたところには、順番に冬野菜を育てていく予定です。今度の畑は、小学校の近くなので、学校の帰りにちょっと立ち寄って様子を見ることもできます。草が生えていたり、水遣りができていなかったりしたら、気づいた子がどんどん草むしりや水遣りをしてくださいね。うまく育ったら、みんなで冬野菜パーティーができるようになっていると良いですね。
  


2020年09月06日 Posted by ころっけパパ at 18:26Comments(0)ころっけパパのひとりごと

小学校の移転建設

 昨日、幼稚園と小学校の保護者を対象とした小学校整備地選定に関する説明会が開かれました。老朽化している小学校を建て替えるに当たって、現在の場所で建て替えるか、新たに県道2号線東側、現在新しく造成された宅地の向い側の田圃を造成して移転建設をするかの説明会です。市役所の担当課の方が来て、2案のメリット、デメリットも含めて説明があったようです。説明会が終わると「小学校整備地選定に関わるアンケート」が配布され、①現地建替案 ②移転候補地建替案 のどちらかに〇をして9月8日(火)までに提出してください、とのことでした。しかし、説明化に来ていた保護者は20名ほど。来ていない人には後で資料を配布するそうですが、説明を聞いていてもそんなに急な判断は難しいのに、何も聞いていない人が資料だけを見て判断できるのだろうか、と思ってしまいます。
 説明の後、いくつか質問が出たそうですが、一つ気になったのが「ハザードマップでは浸水想定域内にありますが、2m嵩上げします。しかし、浸水ってするんですかね。」という担当課の言葉でした。担当課の方でも地元に住んでいない人はその程度の認識です。ましてや、資料だけを見せられ、田んぼの中の造成地の方が今よりうんと広い土地が確保でき、運動場も駐車場も広々と取れますよ、と言われれば、「それやったら新しい場所で」と思う方がいてもおかしくはありません。
 でも、今、候補地として挙げられている場所は、5年前(2015年)の9月16日、台風18号の影響で大雨特別警報が出された時、一面が湖のようになったことがあるのです。この時の雨量は24時間で281.5mm。下水道があふれて、しばらく下水処理ができなくなったあの大雨です。去年も今年も、日本各地で「〇〇年に一度の大雨」が降り、学校や避難所も浸水被害が出たというニュースが流れています。通学路になる地下道も冠水し、学校周辺の道路も冠水することも十分考えられる昨今。もう少し丁寧な説明が必要なのではないかと思うのです。                      写真はその時の移転候補地の様子です。
  


2020年09月02日 Posted by ころっけパパ at 20:24Comments(0)ころっけパパのひとりごと